外国人労働者の感染検査、CIDBが助成金支給へ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 建設業開発局(CIDB)は、外国人労働者に対する新型コロナウイルス「Covid-19」感染スクリーニングをスピードアップするための助成金に700万リンギを割り当てた。ファディラ・ユソフ公共事業相が明らかにした。
手元資金にゆとりのない中小の建設業者を支援するのが目的。社会保障機構(SOCSO)に加盟している企業についてはSOCSOが費用を負担することになっているが、会社が先に支払ってから払い戻されることになっているため企業側の負担がネックとなっていた。
外国人労働者がCIDBに登録されていることが交付条件で、CIDB指定のパネルクリニックで受診することができるほか、30人以上の場合は建設現場でのスクリーニングも要請できる。検査はRTK抗原法を使用したもので、30分以内に結果が判明する。
交付額は1人当たり50リンギで、実費である100リンギの半額に相当する。CIDBに登録していない場合は満額100リンギを支払う必要がある。CIDBには現時点で14万人が登録している。
一時就労パス(Temporary work pass)で就労している外国人労働者の感染検査受診は2月より義務づけられている。なお駐在員など労働パス所持者は任意となっている。

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