セランゴール州の工場労働者に週2回の検査義務づけ

【クアラルンプール】 通産省(MITI)は7日付けで標準的運用手順(SOP)を更新し、セランゴール州内の強化行動制限令(EMCO)指定地域にある工場の労働者に対し、週に2回の新型コロナウイルス「Covid-19」感染テスト義務づけを開始すると発表した。
工場などの製造業における感染拡大を抑えるための対策で、対象はEMCO下で操業が認められている必需品の製造業者。検査には抗原迅速検査キット(RTK-Ag)を用い、費用はすべて会社側が負担しなければならない。検査で陰性だと判明した従業員だけが出勤することができる。
同日付けでEMCO指定地区において操業が可能なセクターが▽電気・電子(E&E)及びそのサプライチェーン▽航空宇宙産業(保守、修理、オーバーホール=MRO)▽ヘルスケア製品及び食品・飲料(F&B)製造業——に拡大されたことを受けたもの。
アズミン・アリ上級相(兼通産相)は、まだ多くの雇用者がSOPを遵守しておらず、問題を軽視していると指摘した。
(エッジ、7月12日)

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