7月の購買者景気指数、40.1に上昇=IHS調査

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 英系情報会社IHSマークイットは2日、2021年7月の「マレーシア工業購買担当者景気指数(PMI)」を発表した。PMIは39.9から40.1に上昇したが、景気を判断する上での分岐点となる50を依然下回った。
 IHSによると、新型コロナウイルス「Covid-19」感染症を封じ込めるために規制が強化されたことを受けて、操業条件が厳格化された上、需要や顧客の国内外市場両方の信頼感を低下させた。その影響で7月の生産量と新規注文の指数も、2020年4月以来の下落幅となった。その一方で欧州や米国企業からの新規注文が増加した企業もあった。雇用率は、過去3カ月にわたり下落していたが、今後の増産に応えるために人材を確保する動きがあり、横ばいとなった。投入コストは、14カ月連続で上昇。コストの負担が上昇したため、部分的に顧客に転嫁する動きもあった。
 今後1年間の見通しについて、今回の調査で製造業者の間で新規感染者数の減少や内需および外需の拡大、規制緩和に対する期待に伴い楽観度が高まっていることが明らかになった。
 マレーシアPMIは製造業者約400社の購買担当者を対象としたアンケート調査に基づいたもので、▽新規注文▽生産量▽雇用▽サプライヤー納期▽在庫——の5つの指標の加重平均で算出。50を判断の分かれ目としてこの水準を上回る状態が続くと景気拡大、逆に50を下回る状態が継続すると景気減速を示している。

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