外国人新規雇用はいまだ凍結=人的資源相

【クアラルンプール】 M.サラバナン人的資源相は、外国人労働者の新規募集は依然凍結されていると言明。マレーシア国民の雇用機会創出を優先する姿勢であることを強調した。
20日のテレビ番組に出演したサラバナン氏は、外国人労働者を必要としているいくつかの産業セクターから雇用再開圧力を受けているが許可は出しておらず、求人をマレーシア人で埋めることを望んでいると言明。マレーシア人、特に若者に対して、農業、サービス、農園、建設の分野で職を紹介する政府の「MYFutureJobs」プログラムに登録するよう呼び掛けた。
サラバナン氏によると、昨年3月の行動制限令(MCO)発令前には170万人の外国人労働者が登録されていたが、コロナ禍のために約50万人が出身国に帰国し、その後も減少し続けているいう。
外国人労働者の雇い止めのため労働集約型産業で人手不足が深刻化しており、サラバナン氏自身も農業、製造、建設の3セクターで雇用再開に向けて検討する意向を表明。農園業についても、先ごろモハマド・カイルディン農園・一次産業相は雇用再開を内閣に要請し、容認する意向が示されたと明らかにしていた。
(ベルナマ通信、5月21日)

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