元ペルワジャ従業員709人に総額865万リンギの補償金

【チュカイ】 2014年にリストラされた鉄鋼メーカー、ペルワジャ・スチールの元従業員709人に対し、24日総額864万5,000リンギの補償金が支払われた。一人当たりに支払われた金額は3,000リンギから2万1,000リンギで、支払い記念式にはイスマイル・サブリ・ヤアコブ首相が出席した。
ペルワジャ・スチールは1982年に国家重工業政策の一環としてペルワジャ・ホールディングス子会社として設立されたが、2008年のアジア通貨危機以降に経営が悪化。20億リンギの累積債務を抱え、ペトロナス・ガスとテナガ・ナショナルへの多額の未払い料金が嵩んだことで2014年11月にトレンガヌ州クママン工場が閉鎖に追い込まれ、従業員1,500人が解雇された。4ー6カ月分の給与が未払いとなったほか、従業員に対して工場への立ち入り禁止が命じられるなど労働慣習に反した行為が行われた。
従業員のうち709人が補償金支払いを巡って法廷闘争を7年間にわたって続けていた。
(エッジ、ベルナマ通信、4月24日)