転職を計画、6月までに10人中3人=ランスタッド調査

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 人材サービスのランスタッド・マレーシアは、年に一度実施している調査「エンプロイヤー・ブランド・リサーチ」の結果を発表。マレーシアの回答者の10人中3人が「6月までに転職する予定だ」と回答し、前回調査に比べて回答率が7%増加した。
 マレーシア人回答者の5人に1人(20%)は「職を失うことを恐れていない」と回答し、前年調査の15%を上回った。その一方で、5人に2人(43%)は「仕事を失うのではと恐れている」と回答し、昨年から17%回答率が上がった。
 ランスタッド ・マレーシアの運営責任者、ファハド・ナイーム氏によると、回答者の中には、仕事量が増えた影響に加え、仕事を失う恐怖などから、夕食後も仕事をし続ける人もいた。残業はモチベーションの低下に繋がる可能性があり、残業をする人は新しい仕事を探す傾向にあるという。
 実際に2021年7ー12月に14%が「転職した」と回答。転職理由としては、「魅力的な給与や福利厚生」が66%と最も多く、それに「ワークライフバランス」と「強力な経営体制」がそれぞれ62%と続いた。
 同調査は、今年1月に31カ国・地域の16万3,000人を対象に実施。マレーシアからは2,524人が参加した。