グローバル年金指数、マレーシアは23位を維持

   

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 組織・人事コンサルティング会社の米マーサーと投資専門職団体の米CFA協会が発表した「第14回マーサーCFA協会グローバル年金指数(MCGPI)」によると、マレーシアの総合指数は、昨年の59.6ポイントから63.1ポイントにアップし、総合ランクでは23位、アジアでは3位を共に維持した。


 グローバル年金指数は、世界各国の年金制度のベンチマークとして、各制度の弱点を浮き彫りにし、より充実した、持続可能な年金給付を提供するために改革すべき領域を示したもので、毎年発表している。世界人口の65%をカバーする44カ国・地域の年金制度を50以上の項目で、十分性、持続可能性、健全性の3つの観点から評価した。


 マレーシアは十分性で57.2ポイント、持続可能性では60.2ポイント、健全性で76.9ポイントだった。グレードは前年のCからCプラスに上がった。
 総合トップはアイスランド、2位がオランダ、3位がデンマークで欧州勢が占めた。


 アジアの1位はシンガポール、2位は香港だった。マレーシアよりランクが下回ったのは、日本(総合35位)、中国(36位)、台湾(37位)、韓国(38位)、インドネシア(39位)、インド(41位)、フィリピン(43位)、タイ(44位)だった。