農業の従事者は150万人、熟練労働者の給与は1695リンギ

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 統計局が25日に発表した農業に関する統計によると、2021年の就業者数は1,506万4,200人で、そのうち10.3%となる155万人が農業従事者だった。


 2021年における農業従事者の熟練労働者の賃金受給者は7万6,700人で、前年の14万2,100人から大幅に減少した。熟練労働者の給与の中央値は1,695リンギで、前年(1,291リンギ)を上回った。平均値も1,853リンギとなり、前年(1,547リンギ)から増加した。


 農業はパーム油や農産物などから生産される副産物などの輸出を通してマレーシア経済に貢献しており、2021年の輸出額は1,544億7,900万リンギとなり、前年から30.1%増加した。また輸入額は1,204億7,000万リンギで、前年比プラス22.6%。貿易収支は、前年比66.6%増の340億1,000万リンギの黒字となった。