37%のマレーシア人「リモート勤務のため減給も受け入れる」

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 人材サービスのランスタッド・マレーシアが3日に発表した最新の調査結果によると、37%のマレーシア人が在宅およびリモート勤務をするために減給も受け入れると回答した。
マレーシアでは在宅勤務など働き方の柔軟性への期待が高く、10人に6人が、ワークライフバランスを改善するため、在宅勤務とオフィス勤務を組み合わせて働く「ハイブリッド」な労働スタイルを提供することを会社に期待していると回答。また10人に3人は、ワークライフバランスとは、仕事の締め切りに間に合うのなら、いつでもどこからでも柔軟性を持って働ける環境のことだと考えていると答えた。
またハイブリッド勤務の利点として、45%が夜間や週末にプライベートな時間を持てることだと回答。73%は、大量な仕事量を与えられることはワークライフバランスを損なうことにつながると答えた。一方でハイブリッド勤務の欠点として、3人に1人が上司や同僚とコミュニケーションが取れず、効率的な仕事ができないと回答。そのため32%は残業をしたと答えた。
同調査は今年7ー9月にかけてマレーシアの他、香港やシンガポールなどで実施されたもので、各国・地域から300人が参加した。