今年の昇給実施率は93%、前年大きく回る=MEF

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 マレーシア経営者連盟(MEF)は23日、最新の給与待遇調査結果を発表。2022年の平均昇給率は管理職が5.26%、非管理職が5.35%だった。また2023年の昇給予想については、管理職が平均5.44%で、非管理職は5.43%だった。
同調査は会員企業約250社を対象に実施した。2022年に何らかの形で昇給を行ったと答えた企業は93%となった。前年調査では管理職では65.2%、非管理職で66.4%が昇給したと答えていた。昇給率の決定に際しては、約90%が従業員の業績に基づいたと回答した。
ボーナスについては、回答企業の80%が2021年に何らかの形で支給したと回答。平均支給額(対月給倍率)は管理職が2.06カ月分、非管理職が1.77カ月分だった。2023年のボーナス支給見通しについては、管理職が平均2.18カ月分、非管理職が2.06カ月分となった。
今年実施された最低賃金引き上げの影響については、70.3%が影響を受けた、29.7%が影響を受けなかったと答えた。53.4%が最低賃金の引き上げに伴い給与の総支給額やコストが上昇することを予想していたと回答。対策として59.7%が営業経費の削減、48.8%が価格の引き上げを行ったと答えた。