社会保障機構 、主婦の社会保障の運用を開始

【クアラルンプール】 社会保障機構 (Socso) は、12月1日から主婦を対象とした社会保障制度(SKSSR)の運用を開始すると発表した。「2022年主婦の社会保障法」に基づき、これまで保護の対象となっていなかった家庭内での事故、障害から主婦を保護するのが目的。


 加入対象となる主婦の定義は55歳未満のマレーシア国民もしくは永住権所有者で、既婚かどうか、フルタイムで家事に従事しているかは問わない。家事活動は家庭での日常生活に限定されるものではなく、子供や親の世話、子供の学校への送り迎え、両親の医者への送り迎えなど、他の家事も含まれる。


 12カ月分の補償を受けるためには事前に年間120リンギを拠出する必要があるほか、所定の資格を満たす必要がある。傷害給付には、医療および永久障害給付、リハビリ、透析、葬儀給付、遺族年金が含まれる。


 SKSSの詳細についてはSocsoの公式ウェブサイト (www.perkeso.gov.my) を参照。問い合わせはSocsoカスタマー ケアサービス (1-300-22-8000) で受け付けている。
(ベルナマ通信、11月30日)