不法移民の正規化プログラム、家政婦も対象に

【クアラルンプール】 出入国管理局のカイルル・ザイミー・ダウド局長は18日、「労働力再正規化プログラム2.0(RTK2.0)」について、27日付けで家政婦も対象とすると発表した。


 RTK2.0は、未証明就労ビザでの入国、就労ビザでのオーバーステイ、就労ビザ条件違反のいずれかが2022年12月末までに確認された外国人労働者を合法化するもので、従来は▽製造業▽建設業▽鉱業▽警備業▽サービス業▽農園▽農業ーーの7部門のみが対象だったが、今回家政婦も対象となった。外国人労働者診察モニタリング局(FOMEMA)による健康診断の受診歴が必要、ブラックリストや不審者リストに載っている外国人労働者は対象外となる。合法化にかかる期間は最大で3週間程度。入国管理局による承認後、FOMEMAの健康診断の再受診および手数料(部門により2,095ー3,535リンギ)の支払いが必要となる。


■外国人労働者50万人を受け入れ■
 V.シバクマル人的資源相は17日、製造、建設、農園、農業、サービス(レストランのみ)の5セクターにおける採用条件の緩和により、段階的に約50万人の外国人労働者を受け入れると述べた。必要に応じてさらなる追加も検討するが、第12次マレーシア計画(12MP)で定められた240万人が上限だとした。
(ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、1月19日、エッジ、ベルナマ通信、1月18日)