22年12月の雇用指数、前月比で3%上昇=ファウンディット


【クアラルンプール】 オンライン求人情報のファウンディット(旧称・モンスター)は1日、オンライン求人を数値化した「インサイツ・トラッカー(旧・モンスター雇用インデックス)」が、2022年12月は76ポイントとなり、前月比で3%上昇したと発表した。

 小売業における雇用活動は前年同月に比べ65%増加。小売業の売上高や消費者景況感が上昇したことや、新型コロナの感染抑制策の緩和、国境の再開による輸出入の増加、旅行の再開も小売業での雇用活動を押し上げた。その影響は、ホスピタリティ業や銀行・金融サービス・保険(BFSI)業、物流・宅配業でも見られ、指数はそれぞれ55%、34%、32%増加した。一方で情報技術(IT)、通信/インターネット・サービス・プロバイダ、情報技術サービス/ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)業は13%の減少となった。

 職業別では、全産業でデジタル化が推進されたことで、財務や会計の採用活動は29%減少した。

(ザ・サン、ザ・スター、2月2日、エッジ、ビジネス・トゥデー、2月1日)