外国人労働者の雇用申請、承認は迅速化せず=人的資源相

【バトゥ・ガジャ】 V.シバクマル人的資源相は8日、製造、建設、農園、農業、サービス(飲食店のみ)の5セクターを対象とした外国人労働者採用の緩和について、雇用申請の承認を迅速化することはないと明らかにした。


 シバクマル大臣によると、5セクターからの申請が殺到しており、申請数が設定された上限を超えていることから慎重に経緯を見ている。1月に人的資源省は「申請受理日から3営業日以内に承認を行う」と発表していたが、第12次マレーシア計画では外国人労働者数の上限は240万人と規定されているため、それを超えないようにする必要があるとした。


 シバクマル大臣はまた、アンワル・イブラヒム首相が外国人労働者採用プロセスで人材斡旋業者を使わないよう促したことについて触れ、政府は人材斡旋業者を介さない仕組みを検討していると述べた。人材斡旋業者の介入が採用費高騰につながることから、直接雇用が必要だとしている。
(エッジ、ベルナマ通信、2月9日)