外国人労働者の採用承認を一時停止=人的資源相

【プトラジャヤ】 V.シバクマル人的資源相は17日、外国人労働者の受け入れ申請および承認を一時停止すると発表した。


 シバクマル人的資源相は、14日時点での承認件数が99万5,396件に達したとし、各部門の外国人労働者のニーズは満たされたはずだと述べた。内訳としては、▽製造業(38万7,122件)▽建設業(34万2,106件)▽サービス業(14万3,568件)▽農園(7万6,325件)▽農業(4万5,899件)▽鉱業(376件)ーーとしている。実際の入国者数は承認件数に比べて少ないため、雇用主に対し、承認を受けた外国人労働者の入国手続きを迅速に行うように求めた。

 FMMペナン支部のリー・テオンリー支部長は、政府の決定に対し、突然の受け入れ停止は、外国人労働者を必要としている企業に影響を与えるため、即時に実行するのではなく、一定の時間的猶予を設けることを望んでいると述べた。半導体メーカーは昨年末からの成長減速により採用をストップしているが、医療や食品など、まだ労働者を必要としている分野もあるため、外国人労働者採用が突然停止されると、特に新型コロナ感染拡大の打撃から回復したばかりの企業の成長が阻害されると述べた。
(ザ・スター、ボルネオポスト、3月19日、エッジ、ベルナマ通信、3月18日)