外国人労働者の採用凍結は、国の生産性に影響=FMM

【クアラルンプール】 マレーシア製造業者連盟(FMM)のソー・ティエンライ会長は、V.シバクマル人的資源相が3月に発表した、外国人労働者受け入れ申請・承認の一時凍結について、国の生産性や国内総生産に影響を及ぼす可能性があると述べた。
ソー会長は閣僚との協議で、承認を受けたものの実際には使用されない採用枠が多くあることが新規申請凍結の理由となったことが判明したと述べた。そのしわ寄せが真に労働力を必要としている別企業に及んでいるとし、低スキル労働力を一定数必要とする新規事業など、中小企業(SME)への影響が大きく、また輸出企業は突然の採用凍結により注文対応ができなくなるとした。
一方、新型コロナウイルス「Covid-19」感染拡大に伴う行動制限令(MCO)の影響で150万人近い外国人労働者が帰国したものの、現在では120万ー130万人がマレーシアで働いているとしている。
(ザ・サン電子版、ベルナマ通信、4月11日)