マレーシア人の53%が副業に従事、生活費補填のため=調査

 

【クアラルンプール】 健康補助食品メーカーの米系ハーバライフの調査によると、マレーシア人の53%が副業を行っている。


 ハーバライフがマレーシア人1,000人を対象に実施した「2023年版アジア太平洋副業調査」の結果によれば、副業をする理由として、「生活費を賄うため(68%)」が最も多かった。次いで、「物価上昇に対応するため(56%)」、「経済的なセーフティネットの確保(48%)」が続いた。


 年齢層では、Z世代(10ー20代)で90%、と(削除)ミレニアル世代(27ー42歳)で89%と、若年層の多くが副業に携わっていることが明らかになった。副業の内容としては、eコマースサイトでのオンライン販売や家庭教師、配達、ダイレクトセールスなどが多いという。


 ハーバライフ・ニュートリション・マレーシア&シンガポール責任者であるスティーブン・チン氏は、現在の不安定な経済状況を考慮すると、マレーシア人にとって収入を補い、家計を改善するための方法を探すことがこれまで以上に重要になってくるとし、ダイレクトセールスは自身の裁量で費やす時間と労力を決められるため、柔軟かつ低コストな稼ぎ方だと述べた。一方、ダイレクトセールスを行う場合は、詐欺を未然に防ぐため国内取引物価省の認可を受けた、評判の良い企業の商品を取り扱うべきだとしている。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、4月19日)