マレーシアでは人事評価で「他社での業務経験」を重視=調査

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 GMOインターネットグループで、インターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチ(本社・東京都渋谷区)は22日、東南アジア諸国連合(ASEAN)の消費者のライフスタイル調査「ASEANアーバンライフ調査 2023年」の結果を発表した。マレーシアでは、従業員のパフォーマンスレビューにおいて「他社での業務経験」(回答率74%)が最も重視されていることがわかった。
「他社での業務経験」の他には、「収益貢献度」(69%)、「学歴」(62%)、「勤続年数」(56%)、「年齢」(28%)の順で重視されているという。
また生活上で、新しい商品を購入するための情報を探す際の情報源として、「インターネット」(77%)が最も重要であることが明らかになった。それ以下は「ローカルSNS」(57%)、「口コミ(家族・友人含む)」(46%)、「テレビ・ラジオ」(42%)、「海外SNS」(40%)、「新聞・雑誌・書籍」(32%)の順となった。
旅行に関する情報源としても、「インターネット」(84%)がトップとなり、「口コミ」(71%)、「ローカルSNS」(70%)、「海外SNS」(62%)、「テレビ・ラジオ」(43%)、「新聞・雑誌・書籍」(41%)の順となった。
同調査は、野村総合研究所(NRI)グループのNRIシンガポールと共同で、ASEANのGDP上位6カ国(シンガポール、マレーシア、フィリピン、タイ、インドネシア、ベトナム)のモニター合計709人を対象に、「働く」・「暮らす」・「楽しむ」の3つのトレンドを明らかにし、日系企業がASEANにおいて新規事業機会の検討を行う際の示唆を提供するために、1月27日から2月9日にかけて実施した。マレーシアからは124人が参加した。