公務員の最低月給を1800リンギに、官公労連会議が首相に提案

【クアラルンプール】 官公労連会議(Cuepacs)のアドナン・マット議長は、 アンワル・イブラヒム首相に対し、公務員の最低月給額を1,800リンギにする提案書を提出したと発表した。


 アドナン議長は声明で、18日にプトラジャヤの首相官邸を訪問した際に提案書を提出し、2002年11月から実施されているマレーシア報酬制度(SSM)に代わる公務員の新報酬制度についても提案したと述べた。アンワル首相が今月発表した公務員給与制度の見直しについては歓迎するものの、Cuepacsからの提案を受け入れ、新報酬制度を早急に導入してほしいとしている。


 アドナン議長はまた、政府宿舎に居住する公務員が、生活費手当(Cola)の半額しか受け取っていない現状について、全額支給に切り替えることを提案。その他、▽昇給率アップ▽固定手当の100リンギ引き上げ▽昇進までの期間短縮▽中学校長のDG56等級までのキャリアパス設定▽非教員職員を対象とした寮長ポストの創設ーーなど、公務員のキャリア開発を提案したとし、公務員からの意見や提案が政府から受け入れられると確信していると述べた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、7月19日、ベルナマ通信、7月18日)