雇用パスの新システムに関するセミナー、ジェトロが9月に開催

 【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 日本貿易振興機構(ジェトロ)クアラルンプール事務所は、マレーシアの雇用パスの新システムについて専門家が解説するウェブセミナーを9月7日に開催すると発表した。


 セミナーは「新システム導入後の雇用パス申請手続き-留意点と最近の動向」と題するもので、ジェトロのプラットフォームコーディネーターが6月15日に新システム「XPats Gateway(エクスパッツ・ゲートウェイ)」の下で一本化した雇用パス(EP)の申請手続きについて、どのように変更されたのか、申請上の留意点、最新の発給動向について、現場の最新状況を解説する。


 新システムへの一本化により、対象となる所轄官庁は少しずつ増え、サポートレターの発給が以前よりも迅速化。入国管理局はEP申請を行う企業を「ファストトラック」または「ノーマルトラック」に分類し、「ファストトラック」に対してはより短い日数でEPを発給する運用を開始している。一方、分類に当たって根拠が不明確、あるいは誤りがあるなど制度変更に起因する混乱も出ている。


 セミナーはZOOMによるウェブセミナー形式で行う。在マレーシアまたは在東南アジア諸国連合(ASEAN)日系企業が対象で、ウェブサイト(https://www.jetro.go.jp/form5/pub/mak/shinsystem)から申し込むことができる。参加費は無料。