若者の失業率、第2四半期は10.7%に上昇=人的資源相

 

【クアラルンプール】 V.シバクマル人的資源相は、今年第2四半期における15歳から24歳までの若者の失業率が10.7%に上昇したことを公表した。失業者数は30万7,700人に上る計算となる。

 シバクマル氏は、11日の下院議会質疑において文書で回答。投資貿易産業省傘下のマレーシア生産性公社(MPC)など他の機関と共同で設立した産業アカデミープログラムを通じ、マレーシア教育修了試験(SPM)修了生やその他の若者が実践的な訓練を通じて技術的および職業的スキルセットを習得し、より良い就職の見通しを持てるよう支援していると述べた。

 同プログラムは研修生のスキルギャップを減らして市場性を高め、実際の労働環境を体験させることを目的としており、全体の20ー30%が理論講習、同70―80%が参加企業による実地のスキル教育から成っているという。

 またシバクマル氏は、若者の失業率が第1四半期におけるマレーシア全体の失業率である3.5%を大きく上回っている点については、失業率が4%未満であれば完全雇用と定義されるとし、全体的に見れば憂慮するレベルではないとの考えを示した。

(ザ・スター、10月12日、マレー・メイル、10月11日)