従業員積立基金、第3口座の運用を5月11日に開始

【クアラルンプール】 従業員積立基金(EPF)は25日、55歳未満の加入者を対象とした「Fleksibel(フレクシベル)」と称する、いつでも引き出しが可能な第3の口座の運用を5月11日から開始すると発表した。


 フレクシベル口座は預金引き出しが加入者による任意で行えるもので、5月11日以降は月々の拠出金の75%が第1口座(Persaraan口座に改称)に、15%が第2口座(Sejahtera口座に改称)に、10%が第3口座にそれぞれ振り分けられる。旧第1口座の預金は退職時まで引き出すことはできないが、旧第2口座の預金は教育、医療、住宅購入費のために引き出すことが可能で、50歳になった時点で預金の一部について1回限り引き出すことができる。


 基本的に旧第1、2口座の残高から第3口座に預金を移すことはできないが、2024年8月31日を期限として1回限り旧第2口座から第3口座に預金を移すことが認められる。旧第2口座に3,000リンギ以上の預金がある場合、33%を第3口座、17%を旧第1口座に移すことができる。3,000リンギ未満の場合は、第3口座のみに最大1,000リンギ移すことができる。これらの口座間の送金作業は、KWSP iAkaunアプリまたは全国のEPF支店にあるセルフ端末で行うことができる。


 EPFのアハマド・ズルカルナイン・オン最高経営責任者(CEO)は、EPF口座再編計画の目的は、短期、中期、長期の資金需要の間で退職後のニーズのバランスをとるための選択肢を加入者に与えることだと述べた。


 第3口座開設案については、老後の資金問題への悪影響を懸念する声が多い。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、4月26日、ビジネス・トゥデー、マレー・メイル、4月25日)