部品メーカーの給与遅配と人権侵害、日系電機3社も調査開始

【ペタリンジャヤ】 セランゴール州クランのプラスチック製造会社、カワグチ・マニュファクチャリングに給与遅配と人権侵害の疑いがもたれている件で、カワグチから部品を調達しているソニー、パナソニック、ダイキンの電機メーカー3社も調査に乗り出している。
9月初めカワグチで雇用されていた数百人のバングラデシュ人労働者が、最長6カ月間給与が支払われず、週7日働かされ、法外な採用手数料を課され、過密で不衛生な宿泊施設に収容されていたと報じられた。
国際非営利団体、ビジネスと人権リソースセンター(BHRRC)はその後、日系電機メーカー3社に対し、現在もカワグチ社から部品を調達しているかどうかを確認するよう要請。また、サプライヤーと契約する前に実施した人権デューデリジェンスの内容を公表し、報告された違反の調査と是正のために講じた措置も開示するよう求めた。
これに対し、日系電機メーカー3社はいずれもカワグチから部品を調達していることを認めた上で、適切な解決策を模索していると回答した。回答はBHRRCのウェブサイトに17日付けで掲載された。
9月9日付け「マレーシア・ガゼット」によると、カワグチのジョージ・ワン社長は、200人の外国人労働者と40人のマレーシア人労働者に対し、給与の遅延は年末までに解決されると確約したことを公表。給与遅配は、主要顧客であるパナソニックとダイキンからの予想外の注文増により、原材料仕入れなどの前払いが嵩んだため資金が足りなくなったためだとした上で、顧客企業にも事情を説明したと述べた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、9月18日)


