バングラ労働者20万人の雇用申請を受付=人的資源相


【バタワース=マレーシアBIZナビ】 M.サラバナン人的資源相は、20万人超のバングラデシュ人労働者の雇用申請を受けていることを明らかにした。バングラデシュからはすべてのセクターで労働者を受け入れることになっており、現在労働者のスクリーニングが進められている。
 マレーシアとバングラデシュ両政府は昨年12月、バングラデシュ人労働者の受け入れ再開に関して、2026年12月まで5年間有効な覚書(MoU)を締結した。バングラデシュ人労働者については、労働搾取問題が起きたことで、同国政府が労働者派遣合意見直しを要求。マレーシアは2018年9月より同国の労働者受け入れを凍結していた。
 サラバナン大臣はまたインドネシア人家政婦に関する受け入れ再開について、3月17日にも同国と覚書を取り交わす予定だと明らかにした。覚書の条件の中には、人材開発公社(HRDC)が実施する教育訓練参加も盛り込まれる見通し。
 インドネシアからの家政婦派遣については、当初は2月7ー8日に覚書が締結される予定だったが、インドネシアは「労働者保護に関する要求が満たされない限り、他のセクターも含めて覚書は締結しない」と主張し延期されていた。