マレーシア内部不正対策コラム⑪ 自主退職の面談が不調に終了！多額の退職金を支払う羽目に
貴社では内部不正に対する対策は万全でしょうか？
本記事では、マレーシアの日系企業現法への経営改善アドバイスと、経営問題解決の為のソリューションの提供に注力するNRT Ventures Holdings Sdn.Bhd. のご協力の下、実際に起こった内部不正のケースをご紹介致します。
マレーシアでの内部不正：実際に起こったケース
・ 企業
日系優良製造企業
・ 被疑者
政治家とのコネクションも有するローカルのトップ社員 (N)
・ 不正の認識
Nの身分不相応なライフスタイルに社内外で不正の噂が充満
・ 不正の実態
Nはローカルのトップ社員という立場をフル活用してサプライヤー・社員施設の改装業者等より定期的に多額のキックバックを受領
・ Solutionまでの展開
1) 調査会社が極秘にNの人物調査、聞き取り調査、及び尾行調査を実施して不正の実態を掌握
2) 調査会社の専門家がNと面談し自主退職を具現化する手筈であったが、面談日の直前に日本人MDが計画を変更して日本人MD自らNと面談。
結果は不調に終わり、Nとの関係はこじれにこじれ、最終的に当該日系企業はNへの多額の退職金を支払い、Nは退職。
このケースを依頼されたコンサルティング会社のコメント
毎回のように記載していますが、当地の不正の手口は一般的に大変類似しており、このケースも当地での典型的な不正のケースで、調査会社の極秘の人物調査、聞き取り調査、及び尾行調査で不正の実態が解明されました。
当該日系企業は被疑者を自主退職させるべく、NRT Ventures Holdings Sdn.Bhd.の調査会社の専門家の面談を依頼していましたが、直前に方針転換し日本人MDが面談し、誠に残念ながら面談は不調に終わり、被疑者との関係はこじれにこじれました。
最終的には、同人の退職に多額の退職金を支払うことになった次第です。
内部不正問題の解決は、その後に何も起こさないことを考慮しますと自主退職が最善ですが、NRT Ventures Holdings Sdn.Bhd.ではその具現化の為に、外部の専門家を活用することを強くお勧め致します。被疑者との最終面談を決して容易に考えないほうが賢明です。必要とあれば、NRT Ventures Holdings Sdn.Bhd.より専門家をいつでも派遣致しますので、お気軽にお申し付け下さい。
お問い合わせ
弊社では、40社以上の日系企業の内部不正問題の解決サポート実績を持つNRT Ventures Holdings Sdn.Bhd.へのコンサルティングを推奨しております。お問い合わせ等ございましたら、NRT Ventures Holdings Sdn.Bhd. 代表高木様まで直接ご連絡を頂けますようお願い申し上げます。
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