マレーシア人の72%、魅力的な給与と福利厚生を企業に期待

【クアラルンプール=マレーシアBIZナビ】 人材紹介のランスタッド・マレーシアが行った「エンプロイヤーブランド・リサーチ2021」によると、マレーシアでは72%が企業に対して「魅力的な給与と福利厚生」を期待しているがわかった。
企業が従業員に提供できる価値を指す「従業員価値提案(EVP)」や転職状況などについて、ランスタッドは今年1月、マレーシア人の従業員や求職者を対象に調査を実施。2,523人が調査に参加した。
EVPに求めることについて、マレーシア人は「魅力的な給与と福利厚生」の他には、69%が「ワークライフバランス」、64%が「強いマネジメント力」、63%が「新型コロナウイルスに対する安全な労働環境」、62%「財政の健全性」を挙げた。
一方で転職については、新型コロナウイルス流行前の「2019年に転職した」との回答はは17%だった。2020年下半期にはわずか11%が「転職をした」と回答した。「2021年に転職を予定している」との回答は23%となった。世代別ではミレニアル世代が最も多く28%、それにZ世代(24%)が続いた。