バングラ労働者雇用の問題が解決、雇用主による申請が可能に

【クアラルンプール】 人的資源省は声明の中で、バングラデシュ人労働者の採用を遅らせていた技術的問題は解決されたとし、すでに人頭税を納付している雇用主が在マレーシア同国高等弁務官事務所に雇用確認と就労ビザを申請できるようになったと発表した。
 このほどバングラデシュの人材斡旋会社15社に対する同国高等弁務官事務所の認証プロセスが完了し、マレーシアで2,000人以上のバングラデシュ人労働者が雇用できるようになったという。申請する場合には、労働者がマレーシア出入国管理局の定める健康診断を受けることが要件となっている。残りの人材斡旋会社10社に対する認証も数週間以内に完了する見通し。
 マレーシアとバングラデシュの両国は、昨年12月に労働者派遣に関する覚書に調印し、マレーシア政府は労働者募集のためにバングラデシュ派遣会社25社を認定する方針を決定。その後、認定企業を250社に増やす考えを明らかにしていた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ電子版、ザ・スター電子版、フリー・マレーシア・トゥデー、7月14日)