配車サービス「エアアジアライド」、運転手が正規雇用選択可能に

【クアラルンプール】 キャピタルA傘下のエアアジア・スーパー・アプリは、配車サービス部門「エアアジア・ライド」の全運転手に対し、10月1日付けでフルタイム従業員として働く選択肢を提供すると発表した。
フルタイム雇用の場合、基本給は月3,500リンギ(燃料手当含む)。売上に応じ最高で8,000リンギとなる。従業員積立基金(EPF)、社会保障機構(SOCSO)、医療保険、年次休暇、エアアジアのスタッフ割引などの福利厚生、インセンティブ制度、空港送迎の優先割り当てなども適用する。
キャピタルAのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は、「エアアジア・ライド」の正規雇用は、8月に実施した宅配部門「エアアジア・フード」および輸送部門「エアアジア・エクスプレス」の配送員の正規雇用に続くもので、誰でもフルタイム従業員になれると強調。将来的には管理職への昇進や客室乗務員、パイロット、データアナリスト、デジタルマーケティング担当者など、グループ内企業で異職種に挑戦することもできるとして、可能性が無限に広がっていると述べた。
「エアアジア・ライド」は昨年8月にサービス開始。5万3,000人の運転手が登録し、累計乗車回数200万回以上となっている。
(エッジ、9月13日、エアアジア・ライド発表資料)