マレーシアの出張者、72%が健康と安全を最も懸念

【クアラルンプール】 経費精算・管理システム提供のSAPコンカーが実施した調査によると、マレーシア人出張者の72%は、新型コロナウイルス「Covid-19」により「健康と安全」が脅かされることを最も懸念していると回答し、アジア太平洋地域(APAC)の平均回答63%を上回った。
「健康と安全」の他にマレーシア人出張者が懸念していることとして、「出張予算の減少」(回答率48%)と「渡航に関する政策の変更への不確実性」(同43%)があがった。
マレーシア人出張者は、「健康と安全」を確保するために「宿泊施設」(58%)と「旅程」(51%)を柔軟に手配できることを期待していることがわかった。また、61%の出張者は「直接自分で予約できること」、48%が「旅程を変更できること」が不可欠であると答え、詳細を自分で管理できることを重要視していることも明らかになった。
また61%が「自分で出張期間を決定できること」を企業に期待していると答え、APACの平均回答率である43%を上回った。
SAPコンカーは、従業員の健康と安全を確保するため、出張に関して柔軟性を確保できる体制が整っていない企業に対して、迅速に適切な対応を取るように呼びかけた。
同調査は、マレーシアの他、日本、中国、台湾などAPC市場で実施され、マレーシアからは100人が回答した。
(ベルナマ通信、12月5日)