追加経済対策、「賃金補助金制度の改善を」NCCIM

【クアラルンプール】 
3月27日に発表された追加経済対策に盛り込まれている賃金補助金について、マレーシア全国商工会議所(NCCIM)は、補助金の増額及び無条件支給の実施を政府に求めた。

 さらに新型コロナウイルス「Covid-19」の感染拡大の終息後、企業が正常に戻るまで支援を行うよう要求。
回復には少なくとも6ー12カ月掛かると指摘した。

 また「Covid-19」の感染拡大が、現金準備が少なくキャッシュフローが不安定な企業の衰退と、急激な景気後退を引き起こしていると言明。
多くの企業が倒産に追い込まれ、大量の失業者を生み出すとの予測を示した。

 NCCIMによるとほとんどの企業は現在、キャッシュフローや資本の維持、従業員の保護、回復への準備に焦点を当てているという。
(エッジ、3月30日)