マレーシア内部不正対策コラム②購買部マネージャーによるキックバック受領

貴社では内部不正に対する対策は万全でしょうか?
本記事では、マレーシアの日系企業現法への経営改善アドバイスと、経営問題解決の為のソリューションの提供に注力するNRT Ventures Holdings Sdn.Bhd. のご協力の下、実際に起こった内部不正のケースをご紹介致します。

マレーシアでの内部不正:実際に起こったケース

・企業
 日系優良製造・販売会社

・被疑者     
  購買部門のマネージャー( D )とその父親である販売部門のトップ( E )

・不正の認識    
 販売納入業者の間で購買部門のマネージャー( D ) の不正の噂が充満

・不正の実態        
  購買部門のマネージャー( D ) は某販売納入業者のDirectorを務め、購買品を当該販売納入業者から市場価格より高値で購入し、差額をDirector Feeとして着服していた

・不正の総額    
 年間RM300K程度 (数年継続していた)

・Solution             
 1) 調査会社が 購買部門のマネージャー( D ) の人物調査と聞き取り調査を極秘に実施し、不正の実態を解明                                
 2) 会社側は、購買部門のマネージャー( D )の父親である販売部門のトップ( E ) が背後にいると疑いEの人物調査も実施したが、Eはシロと判明       
 3) 購買部門のマネージャー( D )の父親である販売部門のトップ( E ) は会社側の要請に従い、息子である購買部門のマネージャー( D ) を叱責し、Dは謝罪して自主退職した

このケースを解決したコンサルティング会社のコメント

マレーシアの内部不正は手口が似通っているのが実態ですが、このケースは被疑者が販売納入業者 のDirectorを務めDirector Feeとしてキックバックを受領しております。従いキックバックの受領は外には出ていません。

このケースも調査会社の人物調査と聞き取り調査で不正の実態が解明され、また被疑者の父親は不正には無関係であることも判明しました。

不正をしているか否かは人物調査でほとんど判明します。従って、不正の疑いがある場合は人物調査を強く推奨します。

過去にも不正の疑いがある幹部の人物調査を行いシロが判明して安心された企業も数社あります。

お問合せ

弊社では、40社以上の日系企業の内部不正問題の解決サポート実績を持つNRT Ventures Holdings Sdn.Bhd.へのコンサルティングを推奨しております。お問い合わせ等ございましたら、NRT Ventures Holdings Sdn.Bhd. 代表高木様まで直接ご連絡を頂けますようお願い致します。

NRT Ventures Holdings Sdn.Bhd.  

27th Floor, Axiata Tower, 9 Jalan Stesen Sentral 5      KL Sentral, 50470 Kuala Lumpur                                                             

H/P  012- 2688 742 

Email   takagikenji8@outlook.jp

尚、サービス詳細、お客様のご感想等は以下の記事からご確認頂けます。