残業手当・福利厚生に関するQ&A

マレーシアの日系企業の皆様より最近弊社に頂いたご質問の中から、残業手当及び福利厚生に関するものと弊社の見解をご紹介致します。

雇用法1955改正案に伴う残業手当の計算について

雇用法1955(Employment Act 1955)の改正法案が2021年10月25日に国会へ提出され、日給の計算方法について記載されているが、時給の計算はどうなるのか? 残業手当支給のベースとなる部分の為、確認したい。
残業手当の計算に関しては、月給(手当含む)÷ 26 ÷ 8と言う従来の方法のままという理解で良いか?

弊社見解

現状、残業手当の計算に関しては、従来の方法のままとなっております (月給(手当含む)÷ 26 ÷ 8)。
但し、国会を通過する際に改正される可能性もございますので、その際は再度、ニュース・メールマガジン等 にてご案内をさせて頂きます。

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残業時間の算出について①

雇用法1955(Employment Act 1955)での「1日の法定労働時間は8時間まで、そして週に6日間までとなっているので1週間48時間まで。 また、休憩なしで5時間以上連続した勤務をさせてはいけない。連続5時間以上の勤務が生じる場合は少なくとも30分以上の休憩が必要。」と言う事を前提とし、例えば12時間勤務の場合、法定労働時間が8時間なので、12時間マイナス8時間の残り4時間が残業時間となるという見解。

しかし、他社では12時間勤務にて、8時間の法定労働時間及び1時間の休憩時間(30分の休憩時間を2回分)の合計9時間を12時間から差し引いた3時間を残業時間としているところがあるが、 雇用法1955(Employment Act 1955)上、どちらが正しいのか。

弊社見解

12時間マイナス8時間の残り4時間が残業時間となります。
例) 09:00-18:00(8時間) が通常の勤務時間で、12:00-13:00(1時間) が昼休憩の場合、残業時間4時間で22:00まで就業させる事が可能です。
※ 30分以上の休憩時間は労働時間には含まれません。

残業時間の算出について②

具体的に下記の場合(7am~7pmまでの12時間勤務)の残業時間の計算はどうなるか。
出勤: 7:00am
休憩: 10:00am~10:10am(10分間)
昼休み:12:15pm~13:00pm(45分間)
休憩: 16:00pm~16:10pm(10分間)
退勤: 19:00pm

弊社見解

上記タイムテーブルでの残業時間は、 3時間15分となります。
※ 総労働時間(11時間15分) – 8時間 = 3時間15分 (7:00am – 12:15pm= 5時間15分 / 13:00pm – 19:00pm = 6時間)
※ 10分の休憩は休憩として認められない為、労働時間として数えられます。
※ 午前の部、午後の部ともに30分以上の休憩なしで連続5時間以上の勤務を課している為、 従業員から本点を指摘された場合、是正する(30分以上の休憩時間を付与する) 必要がございます。

従業員に対する健康診断の実施義務について

日本では労働安全衛生法で健康診断の実施義務が定められているが、マレーシアでも法律上の実施義務はあるか。

弊社見解

マレーシアでは従業員に対する健康診断の実施義務は法律では定められておらず、多くの企業様では任意で実施されております。