インドネシアから労働者派遣、来年にも開始される見通し

【ジョホールバル】 M.サラバナン人的資源相は8日、来年1月にもインドネシアから5,000ー1万人の労働者が派遣される見通しだと明らかにした。
サラバナン大臣は、インドネシアのイダ・ファウジヤ労働大臣と会合の際に、第1弾として5,000ー1万人の派遣を要請したと明らかにした。派遣された労働者は建設業や製造業、家政婦として働くことになると説明。インドネシア側とは全ての産業への就業を可能とすることで合意に至ったと述べた。一方で労働者の最低賃金について、インドネシア側は月1,500リンギを提案したが、マレーシアの最低賃額が1,200リンギであることから、1,200リンギで合意したと述べた。
また家政婦について、サラバナン大臣は、人的資源省の下に特別委員会を設置して、労働者を保護する仕組みを作ると言明。6人以下の家庭で「家政婦一人につき一つの業務」をすることで合意したと述べた。12月14日には、マレーシア・インドネシア技術委員会会合を開催し、家政婦の派遣について最終調整し、来年1月にも覚書を締結することができる見込みだと説明。その後は農園産業への労働者派遣について最終段階の協議をすることができるようになるとし、人材不足解消に向けて努めると述べた。
(マレー・メイル、エッジ、12月8日)