在宅勤務や賃金未払いなどに4267件の苦情=人的資源省

【ジョホールバル】 人的資源省は、労使紛争をオンラインで申し立てることのできるアプリケーション「労働者のための解決(WFW)」に、賃金の未払いや在宅勤務(WFH)など関して7月1日までに4,267件の苦情が寄せられたと明らかにした。
州・地域別ではセランゴール州が最も多く、1,451件。それに▽クアラルンプール(KL、1,007件)▽ジョホール州が539件▽ペナン州が292件ーーが続いた。
WFHについては1,878件の苦情が寄せられた。セランゴール州が696件で最も多く、KLが505件、ジョホール州が196件、ペナン州が123件だった。
WFH以外には賃金の未払い・遅延が1,013件、違法な賃金天引きが308件、予告なしの解雇が263件、残業代・退職の保証金の未払いが254件、最低賃金制度の違反が107件、雇用契約をしないが81件、年次休暇を付与しないが66件となった。
3日から16日まで規制を強化した強化行動制限令(EMCO)がセランゴール州とKLで施行することから、M.サラバナン人的資源相は、標準的運用手順(SOP)違反の取り締まりを強化するとして、SOP順守を雇用主に対して求めた。
(フリー・マレーシア・トゥデー、エッジ、7月2日)

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