残業時間及び休日出勤に関するQ&A

マレーシアの日系企業の皆様より最近弊社に頂いたご質問の中から、残業代及び休日出勤に関するものと、弊社の見解をご紹介致します。

残業時間の制限について

マレーシア雇用法で残業時間は104時間/月の制限が設けられているが、一部の弊社スタッフは、会社が休日と定めている日曜出勤や祝日出勤は平日残業や土曜出勤より高い割増賃金を支払っている為、104時間/月の対象に含める必要はないと認識している。この認識に誤りはあるか。

弊社見解

日曜出勤及び祝日出勤を残業制限の104時間/月に含めるか否かですが、 日曜出勤及び祝日出勤は残業制限の対象外となり、雇用法1955にもその旨記載がございます。 下記ご参照下さい。

60条A (4): Provided that any work carried out on a rest day, or any of the gazetted public holidays referred to in subsection 60D(1), or on any paid holiday substituted therefor under section 60D, shall not be construed as overtime work for the purposes of this subsection.
第60条A4項:休日、第60D条D1項に基づく公認の祝祭日、もしくは第60条D項に基づく有給休暇における労働は、超過勤務とはみなされない。

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残業時間の計算について

弊社は12時間・2交代制のシフト勤務で1日の残業時間は3.75時間だが、実際の休憩時間は1時間あり11時間の労働時間となる。 マレーシアの法規上、3時間の残業とはならないのか?

弊社見解

雇用法では1日の法定労働時間は8時間まで、また、30分以上の休憩時間は労働時間には含まれない、と定義されております。   
貴社の実際の労働時間は11時間との事ですので、11時間 - 8時間 = 3時間が残業時間となります。

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祝日出勤について

日曜日に祝日が当たった場合は、翌月曜日は必ず振替休日として休まないといけないか?
万が一社員を出社させた場合は、祝日と同じ扱いで3倍の給与を支払わなければならないのか?

弊社見解

下記5つの祝日は休日が義務付けられておりますので、祝日が日曜日の場合は、翌月曜日を振替休日とする必要がございます。  
メーデー(5/1)  
国王誕生日 (6/6)  
独立記念日 (8/31)  
マレーシアデー (9/16)  
州王誕生日  

もし、メーデー (5/1・日曜) に出勤となる場合は、「その日の1日分の有給 + 2日分の給料の上乗せ」が必要です。  
また、その日に残業をした場合は、「通常の3倍の残業代」が必要となります。なお、上記以外の祝日が日曜日の場合は、新年度が始まる前に計画を立て、雇用者と従業員の合意の下、別の日に休みを変更する事が可能です。

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